カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

「たのしいCocoaプログラミング」を読んでいます。

先週末にAmazonから届いた「たのしいCocoaプログラミング」を読みながらプログラミングの基礎に挑戦中。著者はシイラの開発者、木下氏です。

たのしいCocoaプログラミング

マイナーとはいえ、これまでにもMac OS X用のプログラミングガイド本というのはいくつも存在していて、検索すると、ヒレガス本とか、荻原本とか通称されるものが評価が高いようですけど、どちらも、ある程度、プログラミングの経験がある人向けなようで、私のようなまったく経験がない人間にとってはちょっと敷居が高く感じたものでした。

この「たのしいCocoaプログラミング」は、「はじめに」にあるように、プログラミングの経験はあるけどMacでは初めて、の人だけでなく、ほんとうにプログラミングが初めての人も視野に入れて書かれています。Cocoaプログラミングとはどういうことなのかや、オブジェクト指向の解説もちろん、Cocoaプログラミングに必要になるCの知識と文法も必要な分を基礎から解説されています。

私はというと、5~6行の簡単なAppleScriptさえもヒーヒーいいながら、検索を駆使して情報を得てやっと完成させる、いやそれでも完成できないこともある、そんな永遠の初心者なんですけど、現在までに、二章を通しで読み進めて、あとパラパラと後半の部分部分を拾い読みしていますが、なんとかついてゆけそうな雰囲気です。いや、これから先、努力さえすれば、ですが。とにかく、初心者も投げ出さないで、読み通そうという気にさせる造りになっています。

本文のチュートリアルに倣って、サンプルアプリケーションを作ってみました。もちろんHello World!から。
Hello World! Cocoa
はじめの一歩。こんにちは世界。

自由にプログラミングが出来るようになるにはまだまだ遠い、というか、正直私には無理だと思うんですけど(笑)、そんな人間にも、Macって、コンピュータって、内部でこういう風になっているのかということを教えてくれる楽しい本です。もうちょっと詳しくMacのことを知りたいと思っている人にもお勧めします。

linkたのしいCocoaプログラミング

linkHMDT 著者の木下氏のサイト

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「ネットで人生、変わりましたか?」を読みました。

先週初め、Amazonから注文していた「ネットで人生、変わりましたか?」が届きました。IT系ニュースサイトITmediaでの不定期連載記事「ITはいま」を岡田有花記者の記事を中心にまとめたものです。

linkネットで人生、変わりましたか?

ネットで人生、変わりましたか?

ざっと読んだのですが、結論からいいますと、面白かったです。

どうしても技術関連に偏りがちなIT関連のニュースですが、その「中の人」に着目して、インタビューし、まとめた記事を集めた本書は、なかなか貴重な存在だと思います。記事の中で出てくる人は、ネットの世界では著名な方もいれば、全くの無名な人も。ネットで、何かが変わり、何かが変わらなかった人たち、です。

私はIT戦士リンク集というページを運営していることもあり、ここ数年のITmediaの国内記事、特に岡田記者の記事はだいたい目を通しています。リンクをたどれば、過去の記事も読めるわけで、本書を読む前には、今更書籍という形で読まなくてもいいのでは……、と考えなくもなかったのですが、いやいや、それは間違いでした。

「安易にWebの記事をまとめただけの本」と思わなかったのは、丁寧な編集もさることながら、コメントの存在が大きいのでしょう。全記事の最後にコメントと題されて、後日談や取材の際のエピソードなどが記載されています。これがかなりの分量があり、ほとんどの記事を読んだ覚えがある自分にも、興味深く読めました。

インタビューで「人見知りで、電話や対面コミュニケーションが苦手」で、「私はネットがなければ記者になれなかったでしょうから」と述べる岡田記者ですが、こうして、まとまった形で記事を読むと、記者としてのキャリアを着実に積んでいることがわかります。

この本では、記事は年代ごとに章に分かれて、基本的には日付順に並んでいるのですが、章の終わりの記事は、恒例のクリスマス企画記事で締められています。ええ、そっちの方の体を張ったネタ記事を求めている人にも期待を裏切らないでしょう。

この本のターゲットは、私のように「岡田有花」という名前にピンとくる人たちなのでしょうけど、むしろ、著者の名前を聞いても思い当たらず、そして普段ネットとも無縁ではないにしろ、薄い付き合い方をして興味がないような、そんな方々にこそ読んでもらいたい、そう思う一冊です。

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幼稚園児に贈る本

私には幼稚園に通う姪がいるのですが、先日彼女の親からたまには何か贈ってあげてよと言われて、じゃあ絵本でも贈るかってことになったのですが、困ったのが何を贈ればいいのかってこと。

相手が小学生の高学年くらいで、自分で本が読める年齢ならば、本にしろ、マンガにしろ、自分が子供時代に夢中になった本などを参考にお薦めすることもできるんだけど、なにせ相手は幼稚園児。

姪はやっと文字が少し読めるようになった程度で、物語を自分で読むのはまだまだ無理らしい。というか、テレビにしろ読み聞かせている絵本にしろ物語をきちんと理解しているかどうかはまだ怪しいみたいなんですね。

自分が幼稚園児のときにどんな絵本が好きだったかを思い出そうとしたけど、もうすっかり忘れてしまってますね。一つだけ覚えているのはサラダの本。ストーリーといったものはなくて、一ページ一ページに野菜の一部や断面の絵が描かれていて、最後にはサラダになるような内容だったような……。もう記憶も曖昧でタイトルもよく覚えてないんですが……。

本人と一緒に本屋に行って、反応を見ながら欲しいものを買ってあげるのがベストなんでしょうけど。

あれこれ悩んで、結局何を選んだかというと……、

センダックの「かいじゅうたちのいるところ」にしました。

なんでこれを選んだのかというと、私がこの本を読んだのはもう大人になってからなんですが、読後、これを子供時代に読んでいたらなあと思った本の一冊だったからなのです。つまり最終的には自分の好みで選びました(笑)。

まあそうやっていつの時代も大人は子供に自分の趣味を押し付けるものなのだ……と開き直ってみる。

で、姪に贈ったのですが、親によると反応はまあまあ。でも、プリキュアの本と比べたら人気が無いそうです(笑)。

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『YOUNG YOU』が休刊

ちょっと遅い情報なのですが、集英社から出ている女性向けマンガ雑誌『YOUNG YOU』が、今月号で休刊することを知りました。

1986年に創刊して20年。YOUNG YOUは、大人の女性向け漫画誌として、本誌、増刊あわせて、350冊あまりを刊行してまいりました。 大きく成長していく女性像を、おしゃれに美しく真摯に描いた作品を、数多く掲載することができたと思っております。数々のヒット作にも恵まれ、ドラマ化、アニメ化された作品も、枚挙にいとまがありません。  そんなYOUNG YOUですが、本号をもちまして、休刊させていただくことになりました。

linkヤングユーからのお知らせ

サイトにもあるように、連載および作家陣は、『YOU』と『コーラス』に移籍するそうです。

YOUNG YOU
休刊を知ってあわてて久々に買ってきました。表紙イラストは槇村さとるさん。

ここから以下は「私と『ヤングユー』の思い出」になるわけですが、思い起こせば、『ヤングユー』は、私が一番長い間購読したマンガ雑誌でした。と言っても、数年前、ちょうど『ハチミツとクローバー(ハチクロ)』が他誌から移籍してきたあたりから買うのを止めちゃったんですが……(別に『ハチクロ』が原因で止めた訳ではありません。念のため)。

『ヤングユー』を購読し始めたきっかけはよく覚えてないんですが、マンガ雑誌遍歴が『りぼん』→『別マ』なんで、集英社系マンガ雑誌の延長線として自然に読み始めたように思います(途中で『花ゆめ』が入るんですが、それはまた別で)。

女性向けのマンガというのは、まぁ多くは恋愛がテーマなんですけど、「恋!恋!恋愛命!」みたいなマンガは苦手で……。だって男の子だもん(笑)。でも『ヤングユー』はそういう一般男子も(?)あまり抵抗なく読める女性誌でしたね。

『ヤングユー』といえば、榛野なな恵さんの『Papa told me』だと思うのですが、(榛野なな恵さんは『コーラス』に移籍するようですが『Papa told me』は『コーラス』で始まるとは書いてない。どうなるんだろう?)、他にもたくさんの実力派作家のみなさん、例えば、岩館真理子さん、逢坂みえこさん、小椋冬美さん、槇村さとるさん、などが描いていて、質の高さを誇ってました。陸奥A子さんも描いてましたね。

印象の残る作品を挙げるとキリがないのですが、前出の『Papa told me』や坂井久仁江さんや花田祐実さんや小椋冬美さんの作品は単行本(コミックス)も買ってました。高橋由佳利さんの『トルコで私も考えた』も買ったさ。

緒方もりさんの『うちのウメは今日もげんき』では、アライグマがいかに凶暴かということを知りました。またウメが唐突に亡くなっちゃって、あれは寂しかったですねえ……。

長崎さゆりさんのマンガも好きでした。彼女は『ヤングユー』の投稿からデビューされた方で、佳作か入選の際の評をなんとなく覚えてます。

個人的な思い出を語りだすと、とりとめなく、どんどんマニアックになってゆくのでやめますが、マンガ雑誌は、もちろんマンガがメインなんですけど、連載や読み切りのマンガと混じって存在する、企画ものも『ヤングユー』は面白かったですね。作家があちこちに出向いてレポートするエッセーマンガシリーズ『みーはー探検隊』大好きでしたよ。

といっても、近年は雑誌のパワーが落ちていたのを強く感じました。なんとなく買うのも止めちゃいましたし。だから休刊と知って、残念に思う反面「ああ、やっぱり……」とも。

作品や作家は移籍してこれからも活躍を続けていく訳ですけど、ちょっと寂しいですねぇ……。

ところで、今月号にはマンガの合間に、『○○先生の今後の予定』という告知ページがあちこちにあって、『○○先生の作品は今後XXで掲載予定です。登場をお楽しみに。』などと記されているんですが、そんななかで257pにある『上田めぐみ先生の今後の予定』が異彩を放ってます。

これからどうやっていけばいいんですか、私。 やっとペンにも慣れてきたと思ったのに…。 (中略)

誰か仕事ください。
長編(10P以上)もムリすれば描けるような気がしないでもないし、
パソコンのキーボードも見ずに打てます。

マンガ家としての仕事を求めてるのか、単なる求職なのかわからん(笑)。一応コーラスで『活躍予定』だそうです。

あと予告を読んでいたら、『COLORS YOUNG YOU CIOCCOLATO(チョコラート)』という別冊が12月上旬に出るそうです。これが『YOUNG YOU』の名を持つ雑誌として最後になるのかな?

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固有名詞の違い

前回記したように、
購入した新共同訳の聖書ですが、ペラペラと眺めてます。
訳が口語訳とだいぶ違いますね。
なにより固有名詞が違う。

ざっと見てもパリサイ派→ファリサイ派、デナリ→デナリオン、
タラント→タラントン、などの違いが。
それどころかペテロがペトロと表記されているのには驚きました。

「鶏が鳴く前に、三度わたしを知らないと言うであろう」と
イエスに言われた
(マタイ26章、マルコ14章、ルカ22章、ヨハネ18章)
あのペテロが、ですよ。

ペトロって、森に住んでいる不思議な生き物のことですか。
それはトトロ。←さっきまでTV放映を見てました。

たぶん、新共同訳の方が『原文に忠実』なんでしょうけど
『原文に忠実』といっても
日本語で表している以上、所詮は原文の発音とは違うはずで、
それならば、
多くの人が慣れ親しんだ方に合わせるものだと思いますが…。

聖書は通常の本とは扱いが異なるだけに色々あるのかもしれません。

新共同訳は日本聖書協会の発行する聖書の中では最新のものですが
最新と言っても1988年に発表されたものなので
こういうことは今更なんでしょうけどね。

新共同訳の方が便利な箇所もあるので、
(例えば、福音書などで類似する話の章が表記されている)
購入した事自体は後悔してないのですが、
こういう固有名詞の違いは、訳の違い以上に違和感があります。
刷り込みなんでしょうけど、それ故に慣れそうにないです。

前回記したように、もう少し大きな字で記された聖書が欲しくて
新共同訳のものを購入したのですが
字が小さいミニ聖書の利用はしばらく続きそうです。

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聖書を購入

先日、聖書を購入しました。
購入したのは、日本聖書協会から発行されている、
新共同訳の小型聖書(旧約続編つきNI44DC)です。

私はキリスト教信者ではなく、
またこれからも信者になることはないと思いますし、
キリスト教的倫理観とはほど遠い性格ですが(苦笑)、
聖書はなんだかんだと読み返す機会が多いのでした。

といっても、実は新約を通読したのは一度きり。
旧約などは『出エジプト記』で止まっている程度(笑)。
それでもときどき部分部分を、
特に福音書などは、折に触れて読み返したりします。

私がよく使っているのは、聖書協会から出ていた、
今はもう発行されていない、口語訳版のミニ聖書(JC34)。

学生時代にクラスメイトと雑談をしていて
何かの話題の際に「一度聖書を読んでみたい」と話したら
「うちに古いのがあるけど、それでよかったら」と、
そのクラスメイトに頂いたものです。
これが私にとって最初の聖書でした。

のちに文語訳、口語訳の新約のみの聖書を購入したのですが、
旧約だけでなく新約、福音書などを読むのにも
結局このミニ聖書を使ってます。
慣れというか、こっちの方がしっくりくるんですよ。

このミニ聖書、本来は携帯用だと思われますが、
新旧約がコンパクトにまとまってて、持ちやすくていいんだけど、
なにせ文字が小さい。
判型が文庫版よりも小さいサイズの、その一ページに、
二段組でびっしりと書かれてます。

かなり以前から、
もうちょっと読みやすいのが欲しいとは思っていたのですが、
今回思い切って新しいのを買う決意をした次第。
特にきっかけがあったわけではないのですが。

聖書には日本聖書協会から発行されているものだけでも
文語訳、口語訳、新共同訳などがありますが、
今回は新共同訳を購入することにしました。
アポクリファ(旧約聖書続編)が付いているのは、
聖書協会の中では新共同訳だけのようだったので。

新共同訳には同じ新旧約一冊型のものでも、
アポクリファ付きとそうでないのと二種類があります。
何せ旧約は『出エジプト記』で止まっている人間ですから、
アポクリファなんて読むことはないと思うんですが、
どうせ買うなら付いてないより付いている方がと思って
付いている方を選びました。
ケチな性格ってこういうところに現れるなと改めて思いました(笑)。

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イソップ物語

最近寝る前にイソップ物語をちょろちょろと読んでます。
また何でと言われそうですが
特別な意味はなくて、
本棚で積ん読になっていた本を適当に読んでいるというだけ。

私が持っているイソップ物語は
岩波文庫「イソップ寓話集」(山本光雄訳)と
岩波少年文庫「イソップのお話」(河野与一編訳)の二冊。

イソップ物語と言っても
校訂本によって微妙に収録されている話が違うらしくて
私が持っている岩波文庫のものは、シャンブリ版を訳したもので
同じ岩波文庫版でも、現在販売されているペリー版、
中務哲郎訳のものとはちょっと違うようです。
尚、岩波少年文庫のはハルム及びシャンブリの校訂本から
300話を選択したものだと解説に書かれてます。

学問的な話はさておいて、
イソップ物語ですが、今、大人が読んで面白いか?と問われたら
つまらない事は無いけれど、うーん、なかなか微妙ですね。

話自体はそれなりに興味深いんですが、
最後に付いている教訓が非常に蛇足っぽい。

例えば「北風と太陽」には最後には

この話は、言ってきかせる方が、無理強いするよりも、利き目の多いことがしばしばある、ということを明らかにしています。

なんて教訓が。

こんな形で多くの話の最後に教訓が付いてます。

教訓が付くのなら
わざわざ寓話を語る必要はないんじゃないかと思うんですが、
元々は紀元前に作られたといわれるものですから
現代人の感覚だけで解釈しては行けないのかもしれません。

そんなわけで教訓にいささかげんなりしながらも読み進めてます。

しかし、中にはこんな話も。

ディオゲネスと禿頭

キュニコス派の哲学者ディオゲネスが或る頭の禿げた男に悪口を言われた時に、こう言いました。「わしは悪口なんか言うものか、とんでもない! いや、わしは君の頭の毛を賞賛するよ、彼らは悪い頭のてっぺんにおさらばしたんだからな。」

さすがにこの話には教訓はついてませんでした(笑)。

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Photoshop Elements なないろマジック

グラフィックソフトはいくつか持っているのですが、
一番使用頻度が高いのはPhotoshop Elementsです。
サイトの素材はほとんどこれで作ってます。

Elementsの使い方は実際に使ってみながら、
オンラインヘルプと付属の説明書で学びました。
基本的な使い方は、まぁ覚えたのですが、
応用と言うか、一歩進んだ使い方がわからないんですよね。
いや、基本的な使い方もこなせているのかも実は疑問ですが。

そんなわけで、
以前からElementsの解説書が欲しいなと思ってました。

Painter Classicには、
タブレット&Painter Classic・Essentialsで絵を描こう
という名解説書があるのですが、
Elementsにはどうもこれが決定版という解説書はないようです。

先日、地元の中では大きな書店で、
優れたElementsの解説書はないかと探してみました。
予想した以上に多くの種類の解説書があったのですが、
ざっと見た所、多くが付属の説明書の域を越えてないものばかり。

そんななかで他とはちょっと傾向の違う本を見かけました。

Photoshop Elements なないろマジック

出版社の解説によると、

Photoshopの基本操作を覚えた初心者の方が、さらにレベルアップをはかるためのマジカルなアイデア集。

レタッチや画像合成、ロゴ、テクスチャなどの
七つのテーマごとに実例をいくつも示して、
その作り方を丁寧に解説した本です。

最初のテーマ、「COLOR MAGIC レタッチの基礎テクニック」の
「料理をおいしそうにみせる」
これはかなり参考になりました。
他の写真加工にもかなり応用ができそうです。

他のテーマの、ロゴやテクスチャのテクニックは
サイトの素材を作る参考になりますね。

「PAINT MAGIC お絵描きの基礎テクニック」を参考に、
というか、解説そのままに作ってみました。


こんなのが簡単に作れちゃうのですよ。


実例をみて面白そうなので作ってみたいと思わせてくれるあたりは
良書だと思います。

欲を言えば、Elementsはレタッチソフトなので
レタッチの実例をもっと増やして欲しかったことでしょうか。

あと、値段にも要望が。税込みで2415円。
前出の『タブレット〜』が1995円(税込み)なので、
正直ちょっと高いなと感じました。

元を取る為にも、
この本のテクニックをあれこれ試してみたいと思います。


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それにしても、今夜はココログが重い。
今日は更新できないかと思った…。

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「世間」とは何か

阿部謹也氏の著書『「世間」とは何か』を読み返しています。

きっかけになったのは、
イラクで日本人三人が人質になる事件でした。
あの時人質とその家族に対して
世間からもの凄い厳しい批判がありましたね。
批判はともかくとして
家族のもとに匿名の脅迫状が送りつけられるような事態は
尋常なこととは思えません。
何故そこまであの家族たちは憎まれることになったのか。

私はあの事件直後、
家族の対応にも、それを厳しく糾弾する人たちにも
強い違和感を抱いたのですが
その時に思い浮かんだのが以前読んだこの本のことでした。

阿部氏と言えば『ハーメルンの笛吹き男』を初めとする
西欧中世史が専門の学者ですが、
(阿部氏の西欧中世史の本もとても面白いので、
読んでない方はぜひ)
かなり前から『世間』についての論考を中心に
著作活動を続けられています。

長年西欧の社会を研究し、
日本と欧米での「人と人との関係」の違いを
強く感じていた阿部氏は
日本には欧米における「社会」とは別の、
「世間」というものが存在しており
この「世間」が日本の人々の行動を規定していると述べています。

では「世間」とは何なのか?

世間という言葉は長い年月をかけて作られてきたものなので、 必ずしも欧米流の概念では説明ができない。 しかも情理や感性とも深い関わりがあるので、 合理的に説明することも難しい。 p16

この本ではそんな捉えがたい「世間」が
日本の歴史の中でどのような意味を持っていたのかを
文学作品を読み解きながら論じています。

この本を読んだからといって
『世間』を体系的に理解できる訳ではありません。
また、冒頭で挙げたイラクの人質事件における「世間」の反応の
全てを分析、考察できるようになるわけではないでしょう。

しかし、日本における「人と人との関係」を考える上で
多くのヒントを与えてくれる本だと思います。

「世間」とは何か
阿部謹也著
講談社現代新書
アマゾンのカスタマーレビュー

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