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すばらしき小人理論

なんだか日常生活でつまらない出来事が続いたせいでしょうか、なぜかネットでの対応がハイになっています。内気な私は、普段、他人様の掲示板にあまり書き込んだりしないのですが、ついあちこちにくだらないことを書き込んで、嫌がられたりしています。

ある個人サイトで、管理人氏がふとつぶやいた疑問に答えようと、小人理論による解説を書き込んでしまい、あとで冷静になってから、そのことを悔やんだりもしました。しかし、それ以上に困ったのはそんなことを書き込まれた管理人さんでしょうね。申し訳ない。むしゃくしゃして書いた、今は反省して……ないので、また機会があったら書き込もうと思っている。

幸い、管理人さんが優しい方だったので今回は大事なく済みましたが、でも小人理論を他人の掲示板で披露することはやめておいた方が無難ですね。小人理論を唱えることは、世界を再び混沌の深い闇の中に戻す行為だと怒る方もおられますから。

小人理論というのは、世の中の様々な事象は、小人が働いていることで動いているという理論です。例えば、コンピュータはどうやって複雑な計算をしているかというと、中で小人がそろばんと計算尺を使って一生懸命計算しているから、と説明できます。

そんな、中に小人がいる訳がないだろう、第一そんなもの見たこともない、と即座に否定する人もおられますが、そういう人に限って、見たこともない細菌やウィルスの存在は疑おうとさえしません。

この文章を読んでらっしゃる中には、細菌やウィスルなら見たことがあると言う方もおられるでしょう。『私は仕事で毎日のように電子顕微鏡でウィルスを観察しています。ウィルスは確かに存在します。でも小人は見たことがありません。』そうおっしゃる方には、逆にこう問いたい。見えるものがすべてなのかと。

私は毎日のように、朝、太陽が東の方向から昇ってきて西に沈むのを見ています。夜になれば、星が北極星を中心に時とともに回転しているのを見ることだってできます。どう見ても、太陽や星がぐるぐると回っているとしか見えないのですが、それでは天動説は正しいのでしょうか?ガリレオは間違っていたと?

天動説と地動説で思い出したのですが、以前読んだ本によると、地動説が唱えられ始めた頃、天体や惑星の動きを予測するには、天動説による軌道計算の方が正確だったそうなのです。

それではなぜ、ガリレオやほかの天文学者が地動説を支持したかというと、その方がシンプルに天体の動きを説明ができるから、というのが理由だったそうです。そのほうがシンプルかつ合理的だったから彼らは地動説が正しいと信じ始めたのです。正確だから、ではなく。科学というのは、どうやら同じ事象を説明する仮説が複数あった場合、よりシンプルな方を正しいとする傾向が見られるそうです。

だとすれば、小人理論は現代科学以上に科学的と言えます。なぜなら世の中の事象をシンプルに解説できるからです。

例えば、電子レンジがどうやって中のものを温めるのかという説明ですが、科学では『マイクロ波を発生させ、それをものに当てることで、中の水分子を振動させ……(以下略)』と長たらしくなりますが、小人理論では『小人がなかでおしくらまんじゅうをすることで、中のものが温まる』で済みます。どう見ても小人理論の方がシンプルかつエレガントです。しかも小人理論は、このシンプルさであらゆる事象を説明できるのですからね。まさに最強。

アインシュタイン
アインシュタインも小人理論を支持か!?(画面はイメージ合成です)

こんなすばらしい小人理論ですが、欠点もあります。先にも述べた通りすべての人が受け入れてくれるとは限らないことです。日常で、あまり小人、小人と言っていると、見かねた親や友人や上司が、少し休暇を取るように促すかもしれません。

うん?、それはもしかしてよいことじゃないか。どんどん小人理論を語らないと!なに、少しぐらい仕事を休んでも大丈夫。運が良ければ、小人が片付けてくれるかもしれませんし。

中には、何かの間違いでこのサイトにたどり着き、この駄文を読んで、モニターの向こうで笑ってらっしゃる方もおられるかもしれませんね。

しかし、忘れないでください。あなたがそうして小人の存在を無視している間にも、小人は人知れずあちこちで働いているのです。たぶん。

ちなみにこの文章は小人が書きました。文責は負えませんのであしからず。

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